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「介護職のボーナスは少ない」と感じて、ここに来た方へ。
私は介護職として約20年働き、5回転職しました。職場が変わるたびに、ボーナスの額も変わりました。
平均額の統計ではなく、私が実際に働いた職場で、賞与がどのくらい違ったのか。年金の記録で確かめました。先に結論を書きます。
結論。賞与は職場によって、年に0円から約68万円まで違いました
過去に正社員として働いた4つの職場を比べました。年間の賞与は、いちばん多い職場で約68万円、いちばん少ない職場は0円でした。
そして、意外な結果も出ました。
賞与がなかった職場が、年収の目安では、いちばん高くなっていました。
ボーナスが少ないかどうかだけでは、その職場の年収は分かりませんでした。
どうやって確かめたか
当時の給与明細は、手元にありません。日本年金機構の「ねんきんネット」で、自分の年金の記録を確認しました。
記録には、勤め先ごとに、賞与の額と「標準報酬月額」が残っています。標準報酬月額は、税金などが引かれる前の月給を、区切りのよい金額に当てはめたものです。夜勤手当などの手当も含まれます。
4つの職場の記録
| 職場 | 標準報酬月額 | 賞与(年間) | 年収の目安 |
|---|---|---|---|
| 特養 | 22万円 | 約68万円 | 約332万円 |
| リハビリ特化型デイ(1か所目) | 22万円 | 約26万円 | 約290万円 |
| 居宅ケアマネ | 24万円 | 約53万円 | 約341万円 |
| リハビリ特化型デイ(2か所目) | 32万円 | なし | 約384万円 |
年収の目安は、標準報酬月額の12か月分に、賞与を足したものです。賞与は、2か所目のリハビリデイを除いて、年2回の支給でした。
リハビリ特化型デイ(1か所目)は、入社2年目の記録です。退職直前の記録では、月給の区分は28万円になっていました。
賞与がいちばん多かったのは、特養でした
最初に勤めた特養は、賞与が年に約68万円ありました。働き始めて数年のころで、月給はいちばん低い時期でしたが、賞与は4つの中でいちばん多くなっています。
次に勤めたリハビリデイは、月給の区分は同じで、賞与は約26万円でした。年に約40万円の差です。
賞与のない職場が、年収の目安はいちばん高かった
2か所目のリハビリデイには、賞与がありませんでした。その代わり、月給の区分は32万円で、表のほかの職場より8万円から10万円高くなっています。
年収の目安で比べると、賞与がいちばん多かった特養より、50万円ほど高い計算です。
なぜこういう形だったのか、理由は記録からは分かりません。言えるのは、「賞与がない」ことと「年収が低い」ことは、私の場合、同じではなかったということです。
この数字を読むときの注意
正直に書いておきます。
- 4つの職場は、働いた時期が10年以上離れています。その間に、介護職の賃金に関わる制度は何度も変わりました。金額の大小を、単純には比べられません。
- 表の数字は、各職場のある1年の記録です。同じ職場でも、在籍している間に金額は変わっています。
- 標準報酬月額は、幅のある区分です。実際の月給とは、1〜2万円ほどずれることがあります。
- 記録上の賞与額には、職場によって、処遇改善の一時金が含まれている可能性があります。
- 居宅ケアマネの年間の賞与は、確認できた1回分の金額を2倍して計算しています。
- 私ひとりが働いた、4つの職場の記録です。施設の種類ごとの傾向を示すものではありません。
参考にしてほしいのは、金額そのものより、同じ人が働いても、職場によってこれだけ違ったという点です。
ボーナスが少ないと感じたら、見てほしいところ
私の記録から言えるのは、賞与の額だけを見ても、判断を誤るということです。
- 賞与と月給を合わせた、年収はいくらか
- 月給には、どの手当が含まれているか
- 賞与が少ない、またはない場合、その分が月給に乗っているか
- 賞与の実績は、年によって変わっていないか
私自身、転職のときに月給や手当ばかりを見ていて、賞与の違いを意識していなかったことがあります。そのときは、年に約40万円の差が出ていました。
※あわせて読む:介護職の夜勤なしで給料は下がる?記録で見たら賞与が減っていた
ただ、年収がいちばん高い職場を、私は辞めています
もう一つ、書いておきます。
年収の目安がいちばん高かった2か所目のリハビリデイを、私は4年半で辞めました。忙しさや職場の雰囲気など、私には合わない部分があったからです。
賞与の額だけで判断しないこと。そして、年収だけでも判断しないこと。私は、その両方で失敗しました。
※あわせて読む:ケアマネの給料は上がらない?現場に戻ったら年収が上がった話
いまの職場のボーナスが少ないと感じている方へ
いまの職場の賞与が少ないとしても、それが介護職全体の話なのか、その職場の話なのかは、ほかと比べてみないと分かりません。私の場合は、職場によって大きく違いました。
求人を見るときは、月給だけでなく、賞与の実績を含めた年収で比べてみてください。見るだけなら、辞めると決めていなくてもできます。
自分で求人を探す時間がない場合は、転職サービスに条件を伝えて、求人を紹介してもらう方法もあります。
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利用は無料ですが、会員登録が必要で、登録後に電話で連絡があります。
※あわせて読む:介護の転職エージェントのデメリット。担当者次第で大きく変わった実体験
まとめ
私が働いた4つの職場では、年間の賞与は0円から約68万円まで違いました。そして、賞与のなかった職場が、年収の目安ではいちばん高くなっていました。
ボーナスが少ないと感じたときは、賞与の額だけでなく、月給を含めた年収で考えてみてください。そのうえで、収入以外に何を大事にしたいかも決めておくと、私と同じ失敗は避けやすくなると思います。