介護福祉士の試験を受けたとき、「受かる気がしない」と思ったことが何度もありました。
結果は一発で合格しました。でも、勉強しているあいだずっと自信があったわけではありません。勉強そのものが嫌になった時期もあります。
この記事では、受かる気がしなかったときに私がやったことと、合格して何が変わったかを書きます。
先に書いておくと、私が受験したのは十数年前です。試験の仕組みは今と違うところがあります。今の試験のことは、記事の後半で公式の発表をもとに書きます。
結論。点数が上がっていくのを見ることで、続けられた
受かる気がしないとき、私がやったのは2つだけです。
・同じ過去問を解き続けて、点数が上がっていくのを見る
・家に帰る前に、外で勉強を済ませる
どちらも、勉強のやり方というより、勉強をやめないための工夫でした。
同じ問題で、何度も間違えた
受かる気がしないと思ったのは、同じ問題で何度も間違えたときです。
前に解いた問題なのに、また間違える。点数も伸びない。勉強しているはずなのに、前に進んでいる感じがしませんでした。
モチベーションが下がり、勉強そのものが嫌になりました。
「もうやめようか」と思ったことも、1回ではありません。何回もあります。
答えを覚えてしまっても、同じ過去問を解き続けた
そのとき私がやったのは、同じ過去問5年分をひたすら解き続けることでした。
5周くらいしたころから、少しずつ間違えにくくなった気がします。昔のことなので、はっきりとは覚えていません。
何回も解いていると、そのうち答えを覚えてしまいます。本当に分かって解けているのか、答えを覚えているだけなのか、自分でも区別がつかなくなります。
それでも、点数は上がっていきます。
正答率が上がるのが、楽しみになった
正直に言えば、答えを覚えて上がった点数です。
それでも私は、同じ問題の正答率が上がっていくのを楽しみにしていました。やめようと思っても続けられたのは、これがあったからだと思います。
点数が伸びないと、勉強が嫌になります。点数が上がっていくのが目に見えると、前に進んでいると感じられます。私にとっては、やる気が落ちるのを防ぐ方法でした。
ただ、同じ問題で点数が上がっても、初めて見る問題が解けるとは限りません。私にとっては、勉強をやめないためのきっかけでした。参考書で覚える勉強は、それとは別に続けていました。
過去問を何年分使ったか、どの順番で勉強したかは、noteに書いています。
※あわせて読む:仕事が忙しくて勉強時間がない介護職へ。介護福祉士とケアマネに一発合格したやり方
https://note.com/kaigo20nen/n/n9a81afd90921
追い込みの時期は、家に帰らなかった
もう一つ変えたのが、勉強する場所です。
最初のうちは、仕事から帰ったあと、家で勉強していました。でも、試験が近づいて追い込みをかける時期になってから、やり方を変えました。
家に帰ると、「今日は仕事で疲れたから」という言い訳が出てきます。そして結局、勉強しないまま一日が終わってしまう。
そこで、仕事のあとは家に帰らず、喫茶店やファストフード店で勉強するようにしました。家に帰る前に勉強を済ませてしまえば、言い訳をする場面そのものがなくなります。
このやり方は、のちにケアマネの試験を受けたときも続けました。
合格して、変わったこと
勉強しなくていい、と思った
合格が分かったとき、最初に思ったのは「これで、仕事の前も、仕事のあとも、休みの日も、勉強しなくていい」ということでした。
働きながらの勉強は、それくらい生活の中で場所をとっていました。
給料は数千円上がった
給料は、数千円上がったと記憶しています。生活が大きく変わる金額ではありません。それでも、毎月の給料に反映されるのは、資格を取った分かりやすい変化でした。
転職のとき、履歴書に書けた
私はこれまでに5回転職しています。介護福祉士に合格してからの転職では、履歴書の資格の欄に書くことができました。転職するたびに、役に立ったと思います。
※あわせて読む:介護職で転職回数が多いと不利?5回転職した私が面接で答えたこと
https://kaigo-20nen.com/tenshoku-kaisu/
今の試験について
私が受験したころから、試験の仕組みは変わっています。ここは、厚生労働省の発表をもとに書きます。
・第38回(2026年)の試験は、受験者78,469人、合格者54,987人で、合格率は70.1%でした。
・今は「パート別合格」という仕組みがあります。全体では合格基準に届かなくても、パートごとの基準を満たせば、そのパートは合格になります。合格したパートは、翌年と翌々年の試験で受験が免除されます。
第38回の合格率は70.1%でした。ただ、合格率が高いからといって、勉強せずに受かるわけではありません。私自身、何度も勉強をやめたくなりました。今はパート別合格の仕組みもあるので、1回で全部うまくいかなくても、次につなげることができます。
細かい条件は年によって変わることがあります。受験する年の情報は、社会福祉振興・試験センターや厚生労働省の発表で確認してください。
出典:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験の合格発表について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_71070.html
まとめ
介護福祉士の勉強で、私は何度も「受かる気がしない」と思いました。同じ問題で間違え続けて、勉強そのものが嫌になった時期もあります。
それでも続けられたのは、同じ過去問を解き続けて、正答率が上がっていくのを楽しみにしたことと、家に帰る前に勉強を済ませるようにしたからでした。
答えを覚えて上がった点数でも、続けるための支えにはなりました。
合格すれば、仕事の前やあとに勉強する生活は終わります。資格は、そのあとの転職でも履歴書に書けます。今、受かる気がしなくて手が止まっている人の参考になればと思います。