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介護の仕事を20年続けて、5回転職しました。
子どもが生まれてから、仕事を選ぶ基準が変わりました。給料や仕事の内容だけでなく、子どもとの生活に合うかどうかを考えるようになったからです。
「介護職 子育て 両立」で調べると、ママ向けの記事がほとんどです。私が調べた範囲では、父親の立場から書かれたものは、あまり見つかりませんでした。
この記事では、子どもが生まれる前に働いた職場を、今の自分の目線で見直してみます。
結論:両立しやすさは、施設の種類より働き方で決まる
先に結論を書きます。
子育てと両立しやすいかどうかは、特養かデイサービスか、というような施設の種類だけでは決まりません。
・夜勤があるか
・休みの曜日は決まっているか
・残業がどれくらいあるか
・休みの日に仕事の連絡が来るか
・急に休みたいとき、休める雰囲気か
・通勤にどれくらいかかるか。
私の経験では、この6つで大きく変わります。
働いた職場を、子育ての目線で見直す
ここからは、私が働いた職場を1つずつ見ていきます。
どれも子どもが生まれる前の職場です。当時は子育てのことは考えていませんでした。今の自分が見たらどうか、という目線で書いています。
特養:夜勤があり、休みはシフト
最初に働いた特養は、夜勤がありました。休みはシフト制で、曜日は決まっていません。
残業は、たいてい30分くらいでした。ただし夜勤明けに人が足りないときは、1時間を超えることもありました。
今の自分が見ると、一番気になるのは夜勤です。
夜に家を空ける日があり、明けの日もいつ帰れるか読めません。保育園の送り迎えを夫婦で分けるとしたら、予定を立てにくいと思います。
さらに早出、日勤、遅出という勤務形態もあり、毎日の生活パターンが変わります。夫婦での予定のすり合わせも毎日のように必要になり、なかなかの重労働になると思います。
ただし夜勤手当があるのは、子育て世代には大きな魅力にもなり得ます。
小規模多機能:パートで、休みはシフト
小規模多機能では、パートとして働きました。休みはシフト制です。
こちらも特養と同じでスタッフは夜勤の必要があり、早出や遅出もありました。
私はパートだったので、社員の人がどれくらい残業していたかは、分かりません。
ただ、私が働いていたころは、パートの方が休みの融通が利きやすいと感じました。子育て中に働き方を変えたい人には、選択肢の1つになると思います。
リハビリ特化型デイサービス:日曜休みで、夜勤なし
リハビリ特化型のデイサービスは、2か所で働きました。どちらも半日型で、夜勤や遅出はありませんでした。
休みは日曜日と、もう1日がシフトでした。日曜日が必ず休みなのは、子どもがいると大きいと思います。保育園が休みの日に、家にいられるからです。
ただ、残業はありました。送迎が多く、計画書を書く時間が業務中に取りにくかったからです。だいたい30分くらいは残っていました。
休みやすさは、2か所で違いがありました。
1か所目は、時代もあったと思いますが、有休を取ることが、まだ珍しく受け止められる空気がありました。
2か所目は、急に休みたいと言い出しにくい雰囲気だと感じていました。
子どもが熱を出したとき、すぐに休めるかどうか。今の自分なら、そこを一番気にすると思います。
居宅ケアマネ:土日も出勤があり、休みの日にも電話が鳴った
居宅介護支援事業所で、ケアマネジャーとして働いたこともあります。
夜勤はありません。ただ、私が働いていた事業所では、土日も出勤がありました。ただし今の居宅介護支援事業所では、珍しいほうだと思います。
もうひとつは電話です。担当制だったので、休みの日にも利用者さんやご家族のことで電話が鳴りました。旅行先で出たこともあります。
子どもと過ごしている日に電話が鳴ったら、と考えると、今の自分には合わないと思います。休みの日でも、頭のどこかで仕事のことを考えていたからです。
※あわせて読む:ケアマネの休日の電話。決まりがあっても鳴った私の経験
https://kaigo-20nen.com/care-manager-kyujitsu-denwa/
子どもが生まれてから、今の職場で気にするようになったこと
今も介護の仕事を続けています。子どもが生まれてから、仕事について気にするようになったことがあります。
仕事が終わる時間と、始まる時間。通勤時間。それから、急に休まなければならないときのことです。
今の職場は、子育ての経験があるスタッフが多いです。子どものことで休んだり、早く帰ったりしたこともありますが、そのたびに助かっています。
一方で、ネックになっているのは通勤時間です。前の職場よりは短くなりましたが、子育て中の今は長いと感じています。
子育てと両立できる職場を選ぶときに確かめること
見直してみて、職場を選ぶときに確かめたいことをまとめます。
夜勤があるか
夜勤があると、夜に家を空ける日ができ、パートナーに育児をワンオペでお願いすることになります。
だからといって夜勤が無い勤務先を選ぶと手当が無くなり給料が下がることもあるので、そこは家族と話しておく必要があります。
※あわせて読む:介護職の夜勤なしで給料は下がる?記録で見たら賞与が減っていた
https://kaigo-20nen.com/kaigo-yakin-nashi-kyuryo/
休みの曜日が決まっているか
保育園は、日曜日や祝日が休みのところが多いと思います。日曜日が必ず休みの職場なら、預け先を探さなくて済みます。
残業がどれくらいあるか
30分の残業でも、保育園のお迎えの時間に間に合うかどうかに関わります。求人票に「残業ほぼなし」と書いてあっても、実際にどれくらい残っているかは、面接や見学のときに聞いておいたほうがいいと思います。
休みの日に連絡が来るか
ケアマネのように担当制の仕事は、休みの日にも連絡が来ることがあります。事前に休みの日は他の職員が電話を受けてくれる、という決まりがあるかどうかだけでなく、実際に電話が鳴るかどうかを確かめたいところです。
急に休みたいとき、休める雰囲気か
子どもは急に熱を出します。そのとき休めるかどうかは、制度より職場の雰囲気で決まることが多いと感じています。
今の職場で助かっているのも、子育ての経験があるスタッフが多いからだと思います。
※あわせて読む:介護職で体調不良でも休めない。でも休める職場はありました。
https://kaigo-20nen.com/kaigo-taicho-yasumenai/
通勤時間
通勤時間は、短ければ短いほど良いと思います。
保育園の送り迎えがあると、朝も夕方も時間に余裕がありません。子育て中の10分は、独身のころの10分とはまったく違います。
今の職場でも、一番のネックは通勤時間です。
転職すると、保育園の手続きも動く
子育て中に転職するときは、保育園の手続きも必要になります。
勤務先に月の労働時間を書いてもらって保育園に出しているので、転職すると、新しい職場にも書いてもらう必要があります。働く時間が変われば、預けられる時間も変わります。
この手続きや、家族への説明については、noteに書きました。
※あわせて読む:介護職の転職、迷っているなら独身のうちに。子どもができてから気づいたこと(以下のリンク先をクリックするとnoteへ飛びます)
https://note.com/kaigo20nen/n/ndc2847d61f6a
確認したいことが多いときは
ここまで書いたことを、求人票だけで確かめるのは難しいと思います。残業の実際や、休みやすい雰囲気は、求人票には書かれていないことが多いからです。
私が今の職場を探したときは、転職エージェントの担当者が事前に調べてくれた条件が、実際とほぼ合っていました。
自分で求人を探す時間がない場合は、転職サービスに条件を伝えて、求人を紹介してもらう方法もあります。
介護JJは、資格を持っていて、正社員で働きたい人向けの転職サポートです。利用は無料ですが、会員登録が必要で、登録後に電話で連絡があります。
※あわせて読む:介護の転職エージェントのデメリット。担当者次第で大きく変わった実体験
https://kaigo-20nen.com/kaigo-agent-demerit/
まとめ
介護職が子育てと両立できるかどうかは、施設の種類より、働き方で決まると思います。
夜勤があるか、休みの曜日、残業、休みの日の連絡、休みやすさ、通勤時間。
子どもが生まれてから、私はこの6つを見るようになりました。転職を考えている人は、求人を見るときに、この6つを確かめてみてください。