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新人ケアマネが「何も分からない」のは当然でした。半年で慣れた話

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ケアマネジャーになったばかりで、何も分からない。

そう思って検索してここに来た方へ。

私も同じでした。

実務という意味では、本当に全部が分からない状態で始めていました。

居宅介護支援事業所でケアマネをしていたのは2年半です。

その後、介護の現場に戻りました。

先に結論を書きます。

結論。分からないのは当然です。研修では実務を教わりませんでした

私が受けた資格の研修は、ケアマネとしての心構えとケアプランを作る上でのグループディスカッションが中心でした。

申請書類の書き方ひとつ、教わっていません。

制度の理念や、対人援助の心構えは学びました。

それ自体は必要なことだと思います。

ただ、明日から現場で何をどう書くのかは、研修では分かりませんでした。

だから、就職した時点で分からないのは当たり前です。

あなたの覚えが悪いからではありません。

研修と実務の間に、教わる機会がありません

上位に出てくる記事には、「介護保険制度を勉強しましょう」と書かれています。

制度の知識は必要です。

ただ、私が詰まったのはそこではありませんでした。

  • 制度の理解は、研修と自習である程度まで進みます
  • 実際の申請書類などは、どこに何をどう書くのかを教わる機会がありません

制度を知っていることと、書類を出せることは別です。

新人が「何も分からない」と感じるのは、後者のほうだと思います。

だから、聞ける人がいる職場を選びました

これは、私が意識してやったことです。

研修があまりにも頼りなかったので、上司や先輩ケアマネの多い事業所に就職しました。

一人ケアマネの事業所や、先輩が忙しすぎる職場だったら、私は続かなかったと思います。

分からないことを聞ける相手が、何人いるか。

それを条件にして選びました。

結果として、聞けなかったことはありません。

半年かかりました

慣れたと感じるまで、半年ほどかかっています。

一番時間がかかったのは、月末業務です。

国保連への請求は、月に1回しか回ってきません。

これが厄介でした。

毎日やる業務なら、数週間で覚えます。

月1回だと、前回のやり方を思い出すところから始まります。

覚える機会が、1ヶ月に1度しかないからです。

新人が遅いのではなく、業務の回転が遅いだけです。

日々の記録や訪問には、もっと早く慣れました。

差がついたのは、頻度でした。

担当件数は、数件から始まりました

最初に持ったのは数件です。

そこから少しずつ増えて、最終的には35件ほどを担当していました。

いきなり満杯にされたわけではありません。

もし今、入って間もないのに件数が多いなら、それは新人の問題ではなく事業所の問題です。

最後まで、慣れなかったこともあります

正直に書きます。

困難ケースだけは、2年半やっても対応できるようになりませんでした。

書類関係は覚えました。

月末業務も、半年で回るようになりました。

ただ、利用者と家族への対応が難しいケースは、最後まで無理でした。

そして最終的に、私はケアマネを辞めています。

※あわせて読む:ケアマネを辞めて介護現場に戻った結果

なので、「半年で全部できるようになる」とは書けません。

半年で慣れるものと、何年やっても慣れないものが、別にあります。

いま分からないことのうち、どれが前者でどれが後者かは、今の時点では分かりません。

分からないまま進むしかない部分だと思います。

ただし、聞ける人がいない場合は別です

ここは分けて考えてください。

私が半年で慣れたのは、聞ける相手がいたからです。

もし今の職場が、こういう状態なら話が変わります。

  • 質問すると嫌な顔をされる
  • 先輩が忙しすぎて聞ける時間がない
  • 一人ケアマネで、そもそも相手がいない

この場合、時間が経っても慣れません。

教わる機会がないまま、担当だけ増えていきます。

分からないのは能力の問題ではなく、教わる相手がいるかどうかの問題です。

事業所を選ぶなら、ここを見てください

これから探す方へ、そして、いまの職場が上に当てはまった方へ。

私が見るのは、この4つです。

  • 上司や先輩のケアマネが何人いるか
  • 新人が入ったとき、誰が教える体制になっているか
  • 事業所用の携帯電話があるか(私は私用スマホが原因で利用者家族と揉めました)
  • 離職率はどれくらいか

新人ケアマネにとっては、給料や通勤時間より先にここだと思います。

分からない状態で入るのは避けられません。避けられるのは、分からないまま放置される職場に入ることです。

ただ、この4つは求人票に書かれていないことがあります。

そして面接で直接聞いても、本当の答えは返ってこなかったり、聞くことであなたの印象が悪くなることもあります。

私が今の職場を探したときは、条件を転職エージェントの担当者に伝えました。

一人で求人票を見比べるより、確認できることがあります。

すべての事業所の内情が分かるわけではありませんし、担当者によって持っている情報の量にも差があります。

それでも、自分だけで判断するよりは材料が増えました。

※あわせて読む:介護の転職エージェントのデメリット|担当者次第で大きく変わった実体験

まとめ

新人ケアマネが何も分からないのは、当然です。

研修では心構えとグループディスカッションが中心で、申請書類の書き方などは教わりませんでした。

実務は、現場で教わるしかありません。

私の場合はこうでした。

  • 慣れるまで半年
  • 一番遅かったのは月末業務。月1回しか回ってこないから
  • 担当は数件から始まり、最終的に35件ほど
  • 困難ケースだけは最後まで無理だった

そして半年で慣れたのは、聞ける相手が周りにいたからです。

いま分からないことの多さより、それを聞ける人がいるかどうかを見てください。

聞ける人がいるなら、時間が解決します。

いないなら、時間では解決しません。

※あわせて読む:ケアマネを辞めてよかったか。資格を失効させた私の答え

はんぱぱ

介護福祉士。介護職20年、5回転職。特養、小規模多機能、デイサービス、居宅ケアマネを経て、現在はデイケア勤務。一度は業界を離れ、2年後に戻りました。辞めることも残ることも、どちらも選択肢として書いています。

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