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介護の職場で、副主任を打診されている方へ。
あるいは、なったばかりで戸惑っている方へ。
私は副主任になって、そのあと降ろされました。
先に結論を書きます。
結論。私は、枠を埋めるために選ばれました
私が副主任になった理由は、はっきりしています。
事業所でヒラから1人、昇格させる必要があったからです。
そして選ばれた理由が、これでした。
- 事業所内で一番経験が長かった
- なんとなく責任感が強そうだった
それだけです。
枠が空いていて、条件に当てはまる人が私だった。
能力を評価された結果ではありませんでした。
そして、実際に向いていませんでした。
副主任になって、増えたもの
3つあります。
①残業が当たり前になった
役職が付くと、時間の区切りがなくなりました。
現場が終わっても、書類と調整が残ります。
「役職者だから」で片づけられました。
②自分が現場にいない時間の事故も、私の責任になった
これが一番きつかった部分です。
・自分が休みの日
・送迎で外に出ている時間
・自分が別の業務をしている時間
そこで起きた事故も、副主任の管理責任として問われました。
現場にいないので、何が起きたかも分かりません。
それでも責任だけは付いてきます。
「事前に対策が出来たはずだ」
「こういうことも副主任だと想定できないといけない」
こう言われるものの、私には何の決定権もありません。
権限は増えていないのに、責任だけが増えました。
私の性格的に、自分がしたミスは責任を感じて誠実に対応できるのですが、上記の状況で自分が責められるのは納得がいきませんでした。
③利用者からの不満の受け口になった
利用者に「この人が副主任だ」と認識されると、不平・不満を全部こちらに持ってこられるようになりました。
職員に直接言わないことが、私のところに集まります。
副主任なので対応はしないといけません。
それが毎日続きます。
そして私はクレーム対応の類が今も昔もとても苦手です。
手当は、月5000円でした
増えたのは、この3つです。
そして手当は月5000円でした。割に合っているとは思えませんでした。
役職手当の金額は事業所によって違うので、これが標準だとは言いません。
ただ、責任の増え方と手当が釣り合っているかは、受ける前に聞いておく価値があります。
反論すると「副主任をおろすぞ」
上司との関係が悪くなった時期がありました。
そのとき言われたのが、これです。
副主任をおろすぞ
役職が、そのまま人質になりました。
意見を言うと、立場が危うくなる。
だから反論は出来ません。
そういう状態です。
この職場では他にもいろいろありましたが、それは別の記事に書きました。
※あわせて読む:デイサービスを辞めたい。2回辞めて分かった、辞めていい職場と待てる職場
副主任のまま、異動になりました
上司との対立が限界まで来て、私は「辞めます」と言いました。
そのとき、別の支店の上司が引き留めてくれました。
結果、副主任のまま、その支店に異動になりました。
環境は変わりました。
追い詰めてくる上司からは離れられました。
ただ、役職は付いたままです。
そこで分かったのは、向いていないということでした
異動先でも現場で働きました。
そして、はっきりしました。
私は、人の上に立つことに向いていません。
クレームを聞くことにも向いていません。
上司が変わっても、そこは変わりませんでした。
環境の問題ではなく、私の性格の問題でした。
正直に書きますが、当時の私は指導も下手でした。
言っていることは間違っていなくても、言い方がきついと陰で言われていました。
そのあと、さらに異動になりました。
そして、そこで降格しました。
そこにはすでに優秀な副主任がいたからです。
降格して、楽になりました
これは正直に書いておきます。
利用者からの不満の受け口にされなくなりました。
「この人が副主任だ」という目で見られなくなった。
それだけで、日々の負担がはっきり軽くなりました。
給料は下がりました。
それでも、あのとき降格したことを後悔していません。
そして降格したあと、私は働きながらケアマネジャーの資格を取りました。
副主任のままだったら、勉強する時間はなかったと思います。
「もう役職者には二度とならない」と思いました
降格したとき、そう思いました。
ただ、いま私はまた役職に就いています。
矛盾しているようですが、理由があります。
役割が違うからです。
一口に役職者といっても、事業所によって中身がまったく違います。
- 人の指導が中心の副主任
- 書類と調整が中心の副主任
- 名前だけで、実質は現場の一員という副主任
私が潰れたのは前者で、いま続いているのは違う形の役職です。
役職そのものが悪いのではありませんでした。
中身が自分に合うかどうかでした。
打診されている方へ、聞いておくといいこと
私が当時、聞いておけばよかったことです。
- 手当はいくらか
- 責任の増え方
- 自分がいない時間の事故は、誰の責任になるか
- 利用者や家族からの苦情は、誰が受けるか
- 残業は増えるか。増えたぶんは付くか
- 断った場合、その後の扱いはどうなるか
5つ目は聞きにくいですが、一番大事かもしれません。
そして、これらは求人票にも面接にも出てきません。
外から見ても分からない部分です。
私自身、一度目のときは断るという選択肢すら考えませんでした。
役職が付いたら、業務内容がどうなるのかを聞きましたが、具体的にどうなるかまでは想像が及んでいませんでした。
でも今は、以前とは違う形の役職で続けられています。
違ったのは役職名ではなく、職場の働き方そのものでした。
もし今、
副主任を続けるのがしんどい。でも介護の仕事そのものを辞めたいわけではない
という状態なら、すぐに退職を決める必要はありません。
今の職場以外では、同じ介護職や役職者がどんな働き方をしているのか、一度比べてみるだけでもいいと思います。
私が今の職場を探したときは、転職エージェントにも希望条件を伝えて探しました。
担当者によって持っている情報量には差があります。
それでも、今の職場だけを基準に「介護の役職はこういうものだ」と決めなくて済んだのは大きかったです。
※あわせて読む:介護の転職エージェントのデメリット|担当者次第で大きく変わった実体験
まとめ
介護の副主任について、経験したことを書きました。
- 選ばれた理由は、枠を埋める必要があったから
- 増えたのは、残業と、いない時間の事故の責任と、利用者の不満の受け口
- 手当は月5000円だった
- 上司の意見に納得できず反論すると「副主任をおろすぞ」と言われた
- 異動を経て、結局は降格した
そして降格して、楽になりました。
私は人の上に立つことに向いていませんでした。
それは上司が変わっても、支店が変わっても同じでした。
いま打診されている方に伝えたいのは、これです。
役職を受けるかどうかより、その役職の中身が何なのかを先に聞いてください。
同じ副主任でも、事業所によってまったく違います。
私が続かなかった役職と、いま続いている役職は、名前が同じだけで別のものです。
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