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介護の夜勤をしたくない。
そう思って検索してここに来た方へ。
私は特別養護老人ホームで約2年半、夜勤をしていました。
そして辞めました。
それから18年近く、夜勤のない職場で正職員として介護職を続けています。
先に結論を書きます。
結論。夜勤をやめても、介護職は続けられました
夜勤をしたくない、と、介護を辞めたい、は別の話です。
私は特養を辞めるとき、この2つを混ぜて考えていました。
夜勤がつらい、生活が壊れる、だから自分は介護職に向いていないのではないか、と。
実際には、向いていなかったのは介護職ではなく、夜勤のある働き方でした。
ただし、夜勤をやめれば全部解決する、という話でもありませんでした。
そこも含めて書きます。
夜勤がつらかった理由は、別の記事に書きました
この記事では、夜勤の何がきつかったかは詳しく書きません。
・1人夜勤の不安
・仮眠できないこと
・明け方の介助ラッシュ
・欠勤者が出ると夜勤明けでも帰れなかったこと
・夜勤明けの帰宅中に事故を起こしたこと
そのあたりは、特養を辞めたときの記事にまとめています。
※あわせて読む:特養を辞めたい。2年半働いて限界だった夜勤と利用者対応の話
この記事で書きたいのは、そのあとどうなったかです。
夜勤をやめたいと思っている人が本当に知りたいのは、つらさの説明ではなく、やめたらどうなるかだと思うからです。
① 生活リズムは、完全に戻りました
これは、はっきりしています。
睡眠も、体調も、生活リズムも、夜勤がなくなって解消されました。
夜勤前に無理やり寝ようとすることも、眠れないまま仮眠を終えることもなくなりました。
当時の私が心配していたことのうち、体に関することは全部なくなりました。
ここは期待通りでした。
② 給料は下がりました。ただし、例外が1つありました
夜勤手当がなくなれば、収入は下がります。
私が特養を辞められなかった一番の理由が、これでした。
夜勤は嫌だけれど、手当がなくなるのは困る。
そう思って続けていました。
実際に夜勤をやめて、給料は下がりました。
ただ、5回転職した中で1か所だけ、特養時代と同水準だったデイサービスがあります。
夜勤がないのに、給料が下がらない職場は存在しました。
ここまで読むと、「探せば見つかるのか」と思われるかもしれません。
しかしその職場は、体育会系でした。
就業時間後の合同勉強会が当たり前で、飲み会は経営者より先に帰れない。
結局、4年半で辞めています。
※あわせて読む:ケアマネを辞めて介護現場に戻った結果
給料が下がらなかった理由は、他のところにありました。
条件を1つ出すと、別のところで代償が出る。
私が20年で何度も経験したのは、これです。
③ 夜勤をやめて、増えたものもありました
ここが、この記事で一番書きたかった部分です。
夜勤をやめて日勤だけになったら、新たなストレスが増えました。
業務時間中は、常に上司や先輩、同僚がいます
1人夜勤は、確かにストレスでした。
何かあれば自分で対応するしかない。
ただ、あの時間には、もう一つの側面がありました。
同僚にも上司にも、気を使わなくてよかった。
日勤は、そうはいきません。
始業から終業まで、常に誰かがいます。
上司がいて、同僚がいて、利用者の家族がいます。
私は5回転職していますが、辞めた理由を並べると、上司や経営者との関係が繰り返し出てきます。
人と一緒にいる時間が長いほうが、私にはきつい部分がありました。
夜勤をやめたことで、体は楽になりました。
その代わり、別の負担が増えました。
これは、夜勤をやめる前には想像していませんでした。
「夜勤をしないと正社員になれない」わけではありません
検索していると、この不安が出てきます。
私の経験で言えば、そうではありませんでした。
特養を辞めてから、パートで働いた1年未満の期間を除いて、すべて正社員です。
そして、その間ずっと夜勤はしていません。
- リハビリ特化型デイサービス
- 居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)
- デイケア
どれも日中の勤務で、正社員でした。
ただし、これは私の場合です。
地域や法人によって求人の状況は違います。「夜勤なしの正社員は絶対にある」とは書けません。
私が言えるのは、私は18年近くそうしてきた、ということだけです。
それでも、すぐに辞めなくて構いません
ここまで読んで、夜勤をやめる方に気持ちが傾いた方がいるかもしれません。
ただ、私は「夜勤がつらいなら今すぐ辞めたほうがいい」とは書きません。
生活があるので、手当が必要な時期もあります。
私自身、夜勤手当がなくなることが不安で、2年半我慢しました。
問題は、我慢したことそのものではありません。
我慢しているうちに、利用者への対応まで粗くなったことです。
疲れが抜けない状態が続くと、言葉が短くなります。手つきが雑になります。自分で気づいていました。気づいた上で、変えられませんでした。
辞めるべきだったのは、そうなる前です。
考えてみてほしいこと
夜勤をやめるかどうかを決める前に、分けて考えてみてください。
① 夜勤が嫌なのか、いまの職場が嫌なのか
夜勤そのものが体に合わないなら、職場を変えたほうが良いです。
② 夜勤をやめたら、何が増えるか
私の場合は、職場の人と常に一緒にいることによるストレスでした。
人によっては、それが楽になる人もいると思います。
③ 手当がなくなって、生活が回るか
私は下がりました。同水準の職場もありましたが、そこには別の条件が付いていました。
④ いま、どのあたりまで来ているか
利用者への対応が変わり始めているなら、それは我慢する段階ではないと思います。
夜勤をしたくないが、介護の仕事そのものを辞めたいわけではない。
そういう状態なら、辞めることを先に決めなくていいと思います。
今の職場以外では、夜勤なしの介護職がどんな働き方をしているのか、一度比べてみるだけでもいいはずです。
私は5回転職して、ようやくそう思えるようになりました。
まとめ
介護の夜勤をやめて、18年近く経ちました。
- 生活リズムと体調は、完全に戻りました
- 給料は下がりました。同水準の職場は1か所ありましたが、そこには別の問題が付いていました
- 人と一緒にいる時間が増え、それは私にとって別の負担になりました
- パート期間を除いて、ずっと正社員で働いています
夜勤をやめても、介護職は続けられました。
ただし、夜勤をやめれば全部が良くなるわけではありませんでした。
減ったものと、増えたものがあります。私の場合、その差し引きでは、やめてよかったと思っています。