※本記事にはプロモーションが含まれます
介護の仕事でミスをして、落ち込んでいる。
そう思って検索してここに来た方へ。
私は介護職を20年続けています。
20年やっても、ミスはします。
この記事では、私がしたミスと、そのあと職場がどう対応したかを書きます。
ミスを防ぐ方法の記事ではありません。
情報共有の漏れで、体験利用が本利用になりませんでした
1つ目は、リハビリ特化型のデイサービスで働いていたころの話です。
体験利用の方の中に、男性職員の介助が難しい方がいました。
ところがその日は、体験利用が重なっていました。
どの方が男性介助に対応できないのか、職員の間で分からなくなっていたのです。
男性である私が、介助に入ってしまいました。
その場では何も言われなかったのですが、体験後にご家族からケアマネジャーに連絡がありました。
「男性スタッフの介助は断っていたのに、なぜ介助をしたのか」という趣旨の話だったと聞いています。
結果として、その方の本利用はなくなりました。
1人で介助して、転倒させてしまいました
2つ目は、別のデイサービスでの話です。
その利用者は、2人で介助することになっていました。
ただ、その日はとても忙しい状況でした。
スタッフを呼びましたが、返事はあるものの、なかなか来られません。
利用者も、しびれを切らしていました。
そこで私は、利用者に落ち着いてもらうため、またほかの職員の負担を減らそうと考えて、1人で介助しようとしました。
結果、転倒させてしまいました。
幸い、大事には至りませんでした。
これは、私の判断ミスです。
自分の介護技術を過信していました。
ただ、そう判断してしまう環境でもありました
2つとも、自分の不注意が原因です。
そのうえで書きますが、どちらも過剰な状態でした。
体験利用が重なり、情報が追いつかない。
呼んでも人が来られないほど、人手が足りていない。
職員1人の意識や行動を変えるだけでは、同じことが起きるのを防ぐのは難しかったと思います。
事故のあと、職場の対応は正反対でした
ここが、この記事で一番書きたかったことです。
同じようにミスをしても、職場によって対応がまったく違いました。
1つ目の職場は「みんなで防ごう」でした
情報共有が漏れた件では、私だけが責められることはありませんでした。
どうすれば同じことが起きないか。
仕組みの変更で解決できないか、環境因子という点も踏まえて、話し合いがされました。
2つ目の職場は「私個人の責任」でした
転倒させた件は、私個人の責任として処理されました。
夜遅くまで、事故報告書を書きました。
なぜそうなったのか、どう防ぐのか。すべて1人で書きました。
仕組みや人員配置の話にはなりませんでした。
会社によって、ミスへの対応は本当に違います
ミスをしたあと、どう扱われるか。
これは、会社によって本当に違うと思います。
同じミスでも、仕組みの問題として扱う職場と、個人の問題として処理する職場があります。
そして、後者の職場では、ミスをするたびに自分を責めることになります。
ミスで落ち込んでいるなら
ミスが続いていると、自分は介護職に向いていないのではないかと思います。
私もそう思ったことがあります。
ただ、20年働いてきて思うのは、ミスの原因が自分だけにあるとは限らないということです。
- 人手が足りていないか
- 情報が共有される仕組みがあるか
- ミスが起きたとき、個人の責任になるか
このあたりは、自分の努力では変えにくい部分です。
自分の不注意を振り返ることは必要です。
そのうえで、環境のほうに原因がないかも、一度見てみてもいいと思います。
まとめ
- 情報共有の漏れで、体験利用の方の本利用がなくなった
- 2人介助の利用者を1人で介助し、転倒させた(大事には至らなかった)
- どちらも私の判断ミスだが、そう判断してしまう環境でもあった
- 1つ目の職場は「みんなで防ごう」、2つ目の職場は「私個人の責任」だった
- ミスへの対応は、会社によって本当に違う
20年働いても、ミスはします。
まず自分の責任である、という点は変わりません。
そのうえで、会社の対応に納得できないなら、職場を変えることで負担が減ることもあります。
ミスや事故をゼロにするのは、極めて困難です。だからこそ、起きたあとにどう扱われるかは大きいと思います。