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介護の仕事で腰が痛い。もう辞めたい。
そう思って検索してここに来た介護職の方へ。
私は介護職を20年続けています。
新卒で入った特養では、腰痛ベルトが手放せませんでした。
でも今は、ベルトを使っていません。
腰痛が治ったからではなく、働く場所が変わったからです。
結論。ベルトが必要かどうかは、職場で変わりました
先に結論を書きます。
- 特養では、新卒のときから腰痛ベルトが手放せなかった
- 半日型のデイサービスに移ってから、ベルトが不要になった
- ケアマネのときも、ベルトは不要だった
- 私の場合、腰の負担を決めていたのは移乗の量だった
腰痛は「我慢するか、介護を辞めるか」の二択ではありませんでした。
新卒で、もう腰痛ベルトをしていました
私が最初に働いたのは特養です。
新卒でした。まだ20代前半です。
それなのに、腰痛ベルトが手放せませんでした。
使い方は、移乗のときだけ締めて、あとは腰につけたまま緩めていました。
ずっと締めっぱなしにすると、腹筋や背筋が弱くなると職場の上司に言われていたからです。
若いから大丈夫、という話ではありませんでした。
移乗は、1日に何度もありました
特養の移乗は、決まった時間に集中します。
私が働いていたときは、だいたいこの流れでした。
- 朝食後
- 入浴介助のとき
- 昼食後
- おやつのあと
- 夕食後
- 就寝前
- 明け方
これに加えて、尿もれや失便があれば、そのつど対応します。
ベッドから車いす、車いすからトイレ、浴室、また戻る。ほとんどの利用者に、その介助が必要でした。
一番きつかったのは、明け方です。
こちらも寝ぼけている状態で、人の体を持ちあげます。
日中と同じ動きでも、腰にかかる負担は違いました。
このころの特養での働き方は、別の記事に書いています。
※あわせて読む:特養を辞めたい。2年半働いて限界だった夜勤と利用者対応の話
「腰に負担のかからない移乗」を試した職場もありました
小規模多機能で働いていたとき、経営者の方針で、特殊な移乗のやり方をすることになりました。
ヘルパーの学校では習わない方法です。
腰に負担がかからないと説明されていました。
ただ、実際にやってみると、やりづらいものでした。
現場の職員からも不評でした。
結局、私は腰痛ベルトを締めたまま、こっそり普段どおりの移乗をしていました。
腰への負担を減らす方法そのものを否定するつもりはありません。
ただ、現場で使えなければ、腰は守れないというのが私の実感です。
半日型のデイサービスで、ベルトが不要になりました
その後に働いた半日型のリハビリ特化デイサービスで、腰痛ベルトが不要になりました。
最初から「要らない」と思ったわけではありません。
働いているうちに、特養と違って移乗がほとんどないことに気づきました。
それからは、ベルトはお守りがわりにロッカーに入れておくだけになりました。
理由は、利用者の状態です。
自分で歩ける方がほとんどで、全介助の移乗がありませんでした。
トイレも見守りや誘導が中心で、持ち上げる場面がほとんどありませんでした。
それ以降、今日まで腰痛ベルトは基本的に使っていません。
特養にいたころから10年以上が経ちましたが、それでも必要になっていません。
ただ、腰痛と無縁になったわけではありません。
移乗以外の場面、たとえば掃除で腰を痛めることは出てきました。
腰痛を治したのではなく、腰を使う場面が減っただけです。
同じ介護の仕事でも、身体の使い方がまったく違いました。
この職場については、排泄介助の記事にも書いています。
※あわせて読む:介護の排泄介助がきつい。20年やっても慣れきれない私の話
ケアマネのときも、ベルトは不要でした
ケアマネジャーとして働いていた時期も、腰痛ベルトは使っていませんでした。
現場の介助を担当しないので、移乗がありません。
ただ、腰痛がなくなった代わりに、別の負担がありました。
それは担当制による家族対応でした。
※あわせて読む:ケアマネを辞めて介護現場に戻った結果。2年半で限界がきた理由と、戻ってから起きたこと
腰痛で辞めたいと思ったら
私の経験から言えるのは、腰への負担は職場によって大きく変わる、ということです。
見るポイントは、施設の種類より利用者の状態だと思います。
- 全介助の移乗がどれくらいあるか
- 自分で歩ける利用者がどれくらいいるか
- 移乗が集中する時間帯がいつか
なお、私が働いてきた職場では、リフトやスライディングシートは使っていませんでした。
導入している職場なら、負担はまた違うのだと思います。
ただし、私は医療の専門家ではありません。
痛みが続いているなら、職場を変える前にまず受診してください。
まとめ
- 特養では、新卒から腰痛ベルトが手放せなかった
- 移乗は1日に7回前後あり、明け方が一番きつかった
- 腰に負担のかからないという移乗法は、現場では続かなかった
- 半日型のデイに移ってから、ベルトは基本的に使っていない
- 腰痛は治らなくても、腰を使わない働き方はあった
腰が痛いからといって、介護の仕事そのものを辞める必要はありませんでした。